江口玲ピアノリサイタル・Dance Brillante !! [ピアノ]
この日のピアノは、ホロヴィッツ初来日の楽器、NYスタインウェイ CD75。
この組み合わせが始まって3年目に突入。もうすっかりファンにはおなじみです。
続きを読む / 例によってこのネタになると文章が長い(^^;
ピアノ発表会2013 [ピアノ]
こちらは直前の金曜日に仕事上で大トラブル。。(+_+)
まぁ、それはそれとして、翌日土曜日は、ピアノ教室の発表会でした。
私も人ですから、前日のことは置いておいて、、
なんて、気持ちを完全に切り替えることは正直できません。
やはり、ネガティブな気持ちを引きずっていたのは否定しようもありません。
しかし、今年の発表会の場所は、いつも江口玲さんの演奏会でお世話になっている、
タカギクラヴィアさんの松濤サロンでした。
ピアノ教室の発表会にはあまりにも贅沢なピアノと会えるに違いありません。
そんな折角のチャンス、出会える素敵なピアノはどんなだろう、
不安と期待を胸に松濤サロンに行きました。
この日のピアノはハンブルク・スタインウェイのD型フルコンサート、
D441844。1960年代の非常に素晴らしい、貴重な楽器でした。
いろんなことを考えてしまい、なかなか落ち着くことはできませんでした。
私の曲は、ベートーヴェンのワルツB-dur、ショパンのマズルカ Op7-1、Op67-3。
新ネタが発表会にはまるで使えない状況なので、過去ネタの持ち出しになりました。
過去ネタを持ち出したとはいえ、なかなか思い通りに弾けませんでしたし、
引っかかって、流れが止まってしまったところもありました。
ただ、この楽器、弾いている間にたくさん語りかけてきた気がします。
最初は慌てていましたが、少し弾くと、
「ちょっと落ち着いてね」
と言われた気がしましたが、、、ただ、そう言われたとしても、
すぐに体勢を立て直す事はなかなかできません。
でも、それ以降は、そのピアノの音を聞く余裕が少しは出来たとおもいます。
タッチは恐ろしいほど滑らかで、どのキーも揃っていて、
音色も、単音も和音も、どの音を弾いても、澄んでいて、綺麗に飛んでいきます。
余韻の伸びも普通じゃないです。
象牙の鍵盤は、指に吸い付く感じで、ペダルも滑らかで申し分ありません。
表向きは、非常に滑らかで弾きやすそうな楽器でしたが、
「あとは、すべて君のイメージ次第だね!」
と語りかけてくるような迫力!
いざ弾くと、音色の変化が非常に鋭く、
タッチのムラがそのまま音に表れる難しい楽器でした。
左のソフトペダルを踏むと、別の楽器のようにガラッと雰囲気が変わりましたし。
ピアノ教室のベテラン勢も、こんなピアノは初めて、と驚いていたようです。
私はすべてのフレーズでこの楽器の良さを出し続ける、
ということはできませんでしたが、
上手く響いてくれた瞬間は非常に嬉しかったです。
この会の終わりの、残り時間にリラックスした気持ちでもう一度少し弾くことができましたが、
あらためて凄さを感じるとともに、それが楽しくて、もっとお借りしたかったなぁ、
という非常に名残惜しい気持ちでした。
そんなこんなで、発表会の演奏の(客観的な)出来の割には、
不思議と充実感がある今年のピアノ教室の発表会でした。
というわけで、翌日は(今晩も!)、いつもお世話になっている玉旭酒造さんの、
蔵元直送のお酒を美味しくいただきました(*^-^*)
やはり、美味しいお酒は、気持ちがいい時に楽しく頂くものですね!
そしてまた明日から厳しい毎日が戻ってきます・・・気持ちを入れ替えて、頑張ります(^^;
#Blog訪問、レス、記事更新がなにかと遅くなりがちで大変すみません。。m(_ _)m
ギル・シャハム バイオリンリサイタル in 紀尾井ホール [ピアノ]
引き続き強風吹く中、初めての紀尾井ホールへ、
バイオリンのギル・シャハムさんのリサイタルに行きました。
この日は、大好きな江口玲さんがピアノ伴奏。
演奏を聴いた何人もの方が絶賛し、語り草となっています。
私はギル・シャハムさんの演奏は、以前NHKのTV放送で見たのと、
CDのみで、生演奏は初めてとなりました。
TV、CDの録音からも感じる美しい音色と、歌いまわし。
それをついに、待ちに待った生演奏で聴ける日が!
#そもそも生ストラディバリウスも初だったりする。
最高の楽器と最高の演奏家による最高のデュオ!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
斜め右前、少し上向きにいい音は飛んでいきます。
で、実際こんな感じ。
そして、いよいよ照明が落とされコンサート開始。
背筋をぴんとし、大股で颯爽と、ギルさん一人が登場。
さっとバイオリンを構えたと思うと素早くスタート。
出だしからその音の滑らかなこと、美しいこと!!
そして、音の伸びが、、、、尋常じゃないです。
どんなppppも余韻も、2階席でもはっきり聞こえました。ヮ(゚д゚)ォ!
演奏スタイルは、、、江口さんと似た者同士といいましょうか、
「一所懸命弾いてますよ」感はまるでなし。
しかし、その少ない動きとは真逆の、溢れ出る音楽の歌いっぷりの美しさ。
立体感、色彩感。バッハをしっとりと表情豊かに歌い上げていきました。
やはりそれは、楽器と音楽への感謝と尊敬の表れなのでしょうか。
いやぁ、えらいこっちゃ、これは凄い!!掛け値なしで凄すぎる!!
そして次のプロコフィエフからは、江口さんがCD75で合流。
ピアノもいい音が飛んできます。
そしてはじまった、バイオリンとピアノの頂上対決。。。
いやいや、これは対決ではございません。
ある時はバイオリン、ある時はピアノがすっと前に出て、時には共に歌う、
お互いとお互いの楽器を信頼しあいながら、その阿吽の呼吸の絶妙なこと!
そして共に目指す最高の音楽!!
バイオリンとピアノの音のブレンド具合の素晴らしいこと素晴らしいこと。
あのピアノは音量的にはバイオリンを軽く圧倒できると思います。
しかし、今回はその圧倒的な色彩感と美しい音色でバイオリンとデュエットです。
中でも特にすばらしかったのが、pppp。
バイオリンがピアノに囁けば、ピアノもバイオリンに囁き返す、
しかも、それが、自分の2階席にはっきりと聞こえるという恐ろしさ。
初めて体験するバイオリンのピッチカートにもバッチリ応える、
ピアノのスーパーピアニッシモ。
あんな弱音をかすれることなく粒を揃えて弾けるもんなんですかーヮ(゚д゚)ォ!
観客が楽しむという以上に、楽器も演奏家も楽しくてしょうがない、
それがまた観客に伝わるという好循環!
ギルさんも、江口さんも、ソロで素晴らしく上手いのですが、
ギルアキラ状態ではさらにパワーアップ。
デュオをうまく演奏できる人は、俺こそ主役、ではなく、
演奏全体を良くしようという視点で演奏されるからこそなのでしょう。
だから、ソロの時の演奏も違ってくると思いますし、
自分の楽器も、共演者として信頼し尊敬し、楽器も喜んでそれに応えてくれる、
この日もやはりそれを強く感じました。
大興奮のコンサートでありました!(^^
江口玲ファンの集いコンサート・Vol.5 [ピアノ]
景気が悪いと言っているだけで、なんだか気持ちも盛り下がり気味。。。
blog活動もなんだか停滞気味でスイマセン(←これは景気と関係ないか。。。)
というわけで、12/5は、またまたお気に入りのピアニスト、
いつものように、熱いファンの方の手作りのプログラム。
今回のその表紙の写真は江口さん撮影のもの。
以前、全曲ショパンのマズルカという集いもありました。
いやいや、この日のプログラムにはこう書いてあります。
「即興詩人のCHOPINを再現」
この日のピアノは、江口さんファンの中ではすっかりおなじみとなってきた感がある、
御年100歳のNYスタインウェイ・CD75。
ファンの集いならではの豪華な小コンサート。
#近いって、これくらいの近さです!
そのピアノのオーナーの高木さんからのこの楽器の熱い解説の後、
いつものように、江口さん自身による曲の解説を交えながら始まったコンサート。
どこまでも澄み切った音の魅力で皆を魅了するCD75と、
なんでもないところの歌いまわしの美しさの江口さんの演奏のベストマッチ。
時折キラッと煌めく即興もあり、とても寝ている場合ではないノクターンたち。
作曲年順に並べられた曲たちが、短くも激動のショパンの人生を再現していきました。
アンコールは、プログラムの流れで、出ました、ショパンの死後の曲!
ローズマリー・ブラウンという英国の女性が、
その霊に体を貸して書いたという曲から2曲。
ローズマリー・ブラウン
「ショパンのバラード第5番」
以前に、コンサートで一度聞いた事のある曲でした。
もう一度聞いても確かにショパンっぽい歌い回し。
驚きの、初見での演奏。皆が固唾をのんで見守る中、
確かにリストっぽい、黄昏時の白鳥がゆったりとたたずむ様子が。。。
江口さんがあれほど楽譜を見ながら演奏する姿はあまり見たことがありません。
しかし、楽譜を凝視しながら出てくる音の歌いまわしの美しさに、
類まれなる、爆発的な集中力を感じました。
作曲を専攻されていた江口さんも、
「ショパンの曲の旋律を使って、ショパン風の曲を作るのならまだしも、
全く別の旋律でありながら、ショパン風の曲を作るのは、極めて困難」と。
本当のショパンやリストの曲じゃなくても、美しい曲は積極的に光を当てる、
という江口さんの姿勢に頭が下がります。
そして、「これは余興ということで、、」と始まった、この日最後の曲、
なんとかさんのなんとかという曲(←をいっ!)
ショパンの「仔犬のワルツ」を題材にした曲で、あのメロディーは出てくるのですが、
いろんな仔犬が多数集結し、人のズボンを引っ張る奴、食べ物を取り合う奴、
ボールを追っかける奴、あっちでもこっちでも、もうなんだか収拾つかない、
飼い主だったらどうすりゃいいんだ状態のカオス!!
CD75も、こいつはクリスマス特別プレゼントだぜ~!と言わんばかりに、
ターボ時代のF1の如く、1000馬力のターボパワーが一気にさく裂!
お客さん全員、もう、目が点・・・・そしてまさに失笑!!
演奏後の江口さんの「もうちょっと練習が要りますね~(笑)」も、やんやの大喝采!!
今年をビシッと締めくくり、来年へ前向きな力をもらった素敵なコンサートでした!
* * * *
そして間近に迎える12/16は大事な大事な選挙。
投票までまだ時間があります。
ムードで決めずに、各候補者、各政党の主張をよく分析し、しっかり投票せねば。
日本国民一人一人の実力が試されていると思います。
とにかく、必ず投票に行きましょう!
江口玲ピアノリサイタル with CD75 in 船橋 [ピアノ]
船橋市民ではないのですが、
江口玲ピアノリサイタル with CD75
船橋市民文化ホール
に行ってきました!
「第五番目のパヴァーヌと返答のガリアルド」
ヘンデル:
オペラ『リナルド』より、アリア「私を泣かせてください」
ベートーヴェン:
ソナタ 作品78 「テレーゼ」
シューマン:
トロイメライ、ロマンス、インテルメッツォ
シューマン/リスト:
献呈
リスト:
コンソレーション第3番
バラード第2番
ダンテを読んで
アンコール
ショパン:
ノクターン 作品27-2
ルネッサンス時代の曲から始まり、バロック、古典派を駆け抜け、
ロマン派に至るプログラム。
船橋市民講座みたいなコンサートでありながら、
楽器は6/19の浜離宮と同じ、NYスタインウェイCD75で、
江口玲さん演奏、という豪華さ。
各曲の前に江口さんからの解説アリで、その曲の背景をちょっと学んだ上で、
実際に曲を楽しむ、という、江口さんのコンサートではおなじみの進行。
当然、まずは本日の楽器の紹介で演奏会はスタート。
#御歳100歳。表面にはたくさん傷が。
最初のルネッサンス、バロックのシンプルな曲を、
あのパワフルで輝かしい音色のCD75でどう歌うのか、
大きな期待で演奏を待ちます。
#この日は2階席にしてみました。
「あの時代、即興演奏は普通ですから、今日はそのスタイルで」
と始まった演奏は、シンプルな、静かな、すこし悲しげな中音のメロディに、
寄り添うように、派手ではありませんが、静かにどこまでもキラキラ輝く即興が、
夜空の星のように、、、本当に素敵でした。
非常に小さい音でありながら澄み切って良く通るCD75の高音の威力。
「私を泣かせてください」の美しい歌いまわしに、のっけから感動で涙。。。
江口さんは低音、中音、高音で音色が異なるCD75の特徴を見事に生かしつつ、
#知らなかった人も知ってしまった以上、写真を撮らねば、、の図。
曲がリストに突入していくと、一気に増す色彩感、立体感、遠近感、躍動感。。。
前半の静かな落ち着いた曲目に対して、天国と地獄が交錯する後半のリスト。
以前、江口さんが
演奏前の曲の解説を、まさにその通りに音で表現。。。
リストは得意中の得意、と言うかの様に江口さんと莫大なエネルギーを放ちながら、
楽しそうに歌うCD75。
この日もどの曲も余韻を堪能してから涌き上がる拍手。
ダンテの神曲のごとく、明日への希望を見た、そんな感動の日でした!(^o^)/
続・江口玲ピアノリサイタルwithCD75 [ピアノ]
衝撃の6/19のコンサート(⇒前の記事)、あれからもう1週間以上経ちました。
今でも脳裏にはっきりと焼き付いています(^-^)
まず当日のピアノ。CD75。
CDから始まる番号のピアノはNY製スタインウェイの中でも、
特に出来の良いD型(フルコン)個体で、
販売用ではなく、NYスタインウェイが、
アーティストへの貸し出し用として管理していたもの。
演奏家のコンサート専用ピアノとして生を受けたエリートです。
CD75はその中からホロヴィッツ選んだわずか数台のCDの中の1台で、
特に気に入っていたというピアノです。
1983年の初来日にホロヴィッツがNYから持ち込んだという事でも有名です。
しかし1983年のコンサート自体は、有名な音楽評論家の言葉にもあったように、
確かにヒビの入った骨董品。
私は、その話題性から、そのNHKの放送を見ましたが、
当時は、ホロヴィッツ誰それどころか、ピアノ自体それほど好きではなく、
演奏の良し悪しまでは分かりませんでした。
#このピアノが、29年前のNHKホールのCD75
ただ、ショパンの英雄の、腹に響く低音が、
ピアノであんなすごい音が出せるのかとそれだけはずっと印象に残ってました。
現オーナーである高木さんは、当時すでに調律師をやっていたそうですが、
このCD75の音を生で聴き、勉強しなおさなければならないとショックを受け、
NYスタインウェイに修行に行ったとの事。
3年後の1986年、ホロヴィッツはCD314-503(⇒これとか)というピアノ持参で再来日し、
1983年の名誉挽回する一方、
CD75は1983年のコンサートを最後にステージには登らなくなります。
1989には、一番理解してくれたであろうホロヴィッツも世を去ってしまいました。
その後CD75は、幸運にもNYスタインウェイの元社員が、オーバーホールすることなく、
ほとんど当時のままの状態を保って大切に管理していたとの事。
一方、これも何かの偶然でしょうか、1986年の再来日の時に、
ホロヴィッツが泊まった東京のホテルの食堂に、ローズウッド製の古びたスタインウェイがありました。
それを、ホロヴィッツ専属の、伝説の調律師フランツ・モア氏が見つけ、
ホロヴィッツに弾かせたところ、ホロヴィッツが、
「こんないいピアノがあるなら自分のピアノを持って来なくてよかった」
と絶賛したといわれています。
さらに、このピアノは、1887年製で、カーネギーホールのオープン時に
カーネギーホールに貸し出されていてその舞台にいたピアノで、
ホロヴィッツがNYカーネギーホールデビュー時に弾いたピアノでもあることが判明します。
この、ローズウッドのスタインウェイ、ホロヴィッツに
「あなたは、こんなところでくすぶっている場合じゃないですよ。」
と言われたのかどうか知りませんが、まわりまわって、
高木さんの元にたどり着き、NYスタインウェイで、オーバーホールとなり、
フランツ・モア氏と高木さんで調律し、カーネギーホールにいわば里帰りで
ステージ復活となります。
そのときに、演奏したのが、江口さん。
現代のピアノとは全く違う音色と反応。
そのときすでにピアニストとして活躍していた江口さんをして、
「ローズウッドさんからたくさんピアノの弾き方を教えてもらいました」と。
その楽器を理解し、どうやったら楽器に信頼してもらえるか、
相当努力されたんでしょう。CDからも感じる演奏の進化!
私が江口さんのコンサートに初めて行こう、と思ったのも(⇒これ)、
そのローズウッドさんとのCDを聴いたからに他なりません(^^
そうして、ついにCD75が高木さんの元に来る事に。
「コンサートピアノは、舞台で演奏してあげなければ楽器として死んでしまう、
骨董品ではなく、現役として歌って欲しい」
という信念と実力をお持ちの高木さんの元に来たのは本当に幸運な事だったと思います。
2012/6/19は週末でもない平日の火曜日。おまけに、台風直撃の日(笑)
そして、そのピアノのちょうど100歳の誕生日。
その記念日に、29年ぶりに再びステージに上がることになるとは、
あのピアノも予想しなかったのではないでしょうか。
もしくは全く逆に、条件が揃うのをじっと待っていたのでしょうか。
CD75の音で勉強し直すことになった調律師と、
その調律師が仕上げたピアノで学んだピアニストが組んで、
CD75を29年ぶりに、ピアノの誕生日に極上の演奏でステージに復帰させる、、、
いやいや、命拾いしたローズウッドさんが恩返しのお膳立てをやったのかも、、
それとも、自分だけ名誉挽回したホロヴィッツが、愛したピアノの名誉も挽回をさせたかったのか、
当日の、ステージの上での、江口さんとCD75の息の合い方は、
演奏者と楽器の関係ではなく、二人の息の合った共演者と言う感じ。
江口さんのイメージにバッチリ応えるCD75。
前半はリストをしっとり歌い、後半は華やかに歌い、
アンコールは、二人で 「いっちょ、やらかしますか!」 の風情。
んー、なんていうか、これぞ男のロマンといいましょうか、
そういうの、凄く憧れます。羨ましすぎます(^^
江口玲ピアノリサイタル with CD75 [ピアノ]
調律師、至高の音をつくる 知られざるピアノの世界 (朝日新書)
- 作者: 高木 裕
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010/11/12
- メディア: 新書