フィルムスキャン大作戦 ~紙一重で完結編~ [MONO]
Canon MP810を使ったフィルムスキャンのスキャン画質向上を狙って、
フィルムをフィルムホルダーではなくガラス面に直置きしてました。
http://blog.so-net.ne.jp/ReihouTateyama/2006-12-27
ところがそれだと結構な確率で弊害がありました。
干渉縞なんですよね。
細かい模様の画像のところだと気が付きにくいのですが、
そうじゃないところ、たとえば、雲ひとつ無い青空とかで、
木の年輪みたいな模様が出ちゃうんですよ。
ガラス面に置いても完全にぴったりとは置けないもんなんですよね。
完全にぴったりというのは、「光の波長オーダーで」です。
そう、そんなの無理っす。
ですので、フィルムを置き直しても確実に干渉縞をでなくすることは出来ません。
スキャン時間も結構ばかにならないので、
ここはもっと確実にスキャン出来るように一工夫します。
光の波長オーダーより十分大きく、フィルムホルダーをつかうより、
何倍もガラス面に接近できて、それでいてお手軽な物でいきましょう♪
⇒ 紙
というわけで、まずは、A4サイズくらいの紙を用意して、MP810のガラス面に置き、
そのうえに、フィルムホルダーを置いて、穴の開いているところを転写して、くりぬきます。
フィルムのところだけじゃなく、左側の切りかきも忘れずに。
スキャン前の調整用に使ってるみたいです。
その上に、フィルムを載せます。
穴の位置にあわせてフィルムを置けるので、ガラス直置きのときより位置あわせが楽です(^^;
その上に、フィルムホルダーを載せます。
これだけだと、フィルムがすこーしたわんだままの気がするので、
うえから透明アクリル板をのっけて、
さらにその両端の光が通らないところに、割り箸をのっけます。
あとは、静かに蓋を閉めて、スキャン開始!
気になる結果は・・・・
↓ガラス面直置きで干渉縞出た例:
↓紙一重式(?)
※あ、埃がのってたかぁ・・・・ゆるして(^^;
ちなみに、原画はリバーサルフィルムで写した、ホロヴィッツのピアノです。
今回は、名刺の紙みたいな厚さの紙でやってみました。
もしかしたら、普通のインクジェット用紙くらいの厚さでもイケるかもしれません。
※今回はちょっと手堅くいってみました(^^;
位置あわせが楽になったことと、ヤな干渉縞が出なくなったので、
私的には、これくらいでもういっかな、という感じです(完)
フィルムホルダーに、セットするのは、面倒なんですよね。
確かに、縞が無くなっていますね。
by らっこ (2007-02-26 01:05)
おはようございます。
これは参考になりました。
早速、チャレンジしてみます。
by BPノスタルジックカーショー (2007-02-26 05:52)
>らっこさん
きれいになった、といっても、
縞があるようじゃぁ、やっぱりがっかりですので、
少し妥協して、縞が出ない範囲で、すこーし浮かす、
というのが現実的でしょうかね。
>ノスタルジックさん
フラットベッドなスキャナをお使いでしたら、こんな感じで
コストは余りかけずに画質アップの可能性があると思います。
ちょっと手間はかかりますが(^^;
by さといも野郎 (2007-02-26 23:22)