ピアノを実際に習ってみる [ピアノ]
ピアノを習い始める前は、正直言って、
大人がピアノを習い始めるのはなんだか恥ずかしいなぁ、
と思いました。
これまで周りから入ってくる情報としては、ピアノはちびっ子のときに始めて、
何年も練習して、大人になる頃にはモーツァルトだのショパンだのいろんな曲を弾いている、
そんなイメージがあります。
そういう世界(ちょっと大げさか・・・)に、大の大人が、しかもホントに楽譜も読めないのにですよ、
ピアノを習い始めよう、としている自分を想像するわけですよ。
で、実際にいってみると、予想通り、最初はドレミ・・・のように、
音符が一直線になった譜面を見ながら、ド、レ、ミ、というところからスタート。
個人レッスンという形なので、他の人に見られる心配が無いのが救いですが(笑)、
といいつつ、時間割で、次の人との入れ替えのときなんぞ、
「あ、次の人、そんなに早く来なくてもいいんですけどー(T_T)」
って思ったり。
ド、レ、ミ、って言ったり、片手の指だけなのにあたふたしながら、
鍵盤を押している自分がなんだか非常に恥ずかしかったです。
うーん、小学生くらいの音楽の授業に逆もどりかぁ・・・・・なんだかなぁ、って感じ。
でも、仕方が無いですよ。だって、楽譜読めませんから。ここは耐えるしか(笑)。
そのうち、少しずつ、今から思うと非常に簡単な曲ですが、当時は倒れるくらいに難しいと感じた曲に進んでいきました。
やはり、右手と左手をばらばらに動かすのはきわめて難しいです(今でもですが)。
右手と左手のリズムが違った日にはそりゃもう、音符1個あたり数秒ずつ考え込んでしまいます。
でも、なんだかんだ言いつつ弾けるようになっていくんですね、不思議なことに。
そうは言っても、ちびっ子を除けば、やっぱり私がピアノ教室の中ではもっとも初心者で、
しかも、飛びぬけた初心者であるこたぁ変わりなしです(自慢することじゃぁありませんが)。
ちびっ子で私なんかよりずいぶん難しい曲を弾いている子もたくさんいます。
「それって、正直なところちょっと恥ずかしいと思ったりしませんか?」
と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
これが違うんですよね。手が届きそうな小さめの差だったら、
何とかさんが出来て私が出来ないのは悔しい、と思うこともあるのかもしれません。
あまりにも飛びぬけているので逆になんとも思わないという感じです。
ピアノの場合、実際に少しやってみると、チョチョイとやって他の人に簡単に追いつくことなど、
とても無理だということに気がつきました。やっぱり地道に努力しないとだめなわけですよ。
ですんで、自分との勝負なんだ、という感じで、
まずは、自分で聴いて納得できるように弾きたいぞ、と思っています。
そうは言っても、実際にはそう簡単に自分の納得のいく演奏なんて出来ませんね(笑)
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