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江口玲ファンの集い・Vol.7 [ピアノ]

Blog活動がさらに停滞していて恐縮です(-_-;
仕事で、まぁ、いろいろありまして、
なかなか難しい時代ですね、、、
って、、Blogじゃ詳細書けないし。。(´Д`)ハァ

*  *  *  *

それはそれとして、

というか、
 
逆にパワーをもらいに、
4/5は、江口玲さんのファンの集いにGo!
 
DSC02812_2015s.jpg
 
 
今回は、ベートーヴェンの3大ピアノソナタ。
「悲愴」、「月光」、そして「熱情」
ピアノは、ファンにはおなじみの
1912年製のNYスタインウェイ・CD75。

ファンの集いという、少人数の小さなイベントなのに、
今回も強力なプログラムです。

いつものように、江口さんの解説付きの演奏会。

実はこの3曲とも、ベートーヴェンが付けた曲名ではないとのこと。
ですので、一旦、曲の題名を忘れて聴いてみてくださいと。

また、時代的に、ベートーヴェンのがこれらの曲を作曲していた時代は、
ピアノがピアノとして完成されていく時代であり、
それは、楽譜が、完成された現代のピアノで弾くことを想定したものではありませんと。

そこで、当時の楽器の特性をイメージして、楽譜から作曲者の本意を解釈し、
それを、この日の楽器の性格に合わせて演奏する、という、
とんでもない高度な演奏が繰り広げられました。
#私なんぞ、そもそも、これらの曲は楽譜見て弾くことすら無理ですw

最初の「悲愴」は、江口さんの解説の通り、
悲しげな感じはなく、美しく幻想的に聴こえました。
特に素敵だったのは、有名な第2楽章。
何でもない、シンプルなメロディが、心に染み、ぐっときました。
このピアノの地味で落ち着いた中音域の音色も曲とすごく合っていました。
山歩き中のような清々しさがありました。
何でもないところの、美しさ、歌わせかたが、本当に素晴らしい!

二曲目の「月光」は、静かな第1楽章は、月光かもと思わないでもないのですが、
莫大なエネルギーを放ちながら、迫ってくる第3楽章まで通しで聴くと、
確かに月光な感じはしません。
至近距離で聴く熱演、ピアノが揺らす空気が波となって、
何度も押し寄せるのを、しっかりと感じました。

三曲目の「熱情」は、、、これは熱情だとおもいます。
ベートーヴェンがピアノソナタとして完成の域に達したと考えたのではないか、
というこの曲。
このピアノの重たい重たい低音と、煌めく高音、鋭く変化する音色の特徴は、
この曲と合っていると感じました。
その楽器の特徴を江口さんがフル活用し、
ベートーヴェンの音楽が持つ精神的な重さ、
激しさを生々しく再現していたと思います。
 
DSC02814_2015s.jpg
 
音には、何がそこまで、自分を追い詰める必要があるのか、
みたいな迫力がありました。
逆に、一瞬一瞬に情熱をもって、濃く生きることの大切さを語っているのかも。

無駄のない、流れるように滑らかに演奏する江口さんの見た目の体の動きからは、
いつものように、溢れ出る音の気迫を、あまり想像できません。
しかしそれは、楽器の特徴を理解し、楽器と共にいい音楽に、ひたすら徹する姿でした。
 
*  *  *  *

実は、ここ数年来、最高に期待していたプロジェクトが、
つい先日、実質ボツになってしまいました。

思うところは多々あります。
しかし、時に、自分の力ではどうにもならない事もあります。

残念な気持ちが無い訳ではありませんが、
アドラー心理学の本を何冊か読んだことが幸いしているか、
わりと淡々としています(笑)

この不透明な時代で、出来ることはなるべく早く出来るだけやる、
という心掛けで、自分の責任範囲内は、
自分の責任で出来るだけアクセルを踏んでいたおかげでしょうか、
ボツになるホントの直前で、とある結果は出すことが出来ました。

とにかく、やっとけば良かった、という後悔は全く無いのが幸いです。

*  *  *  *

昨年は出なかったピアノ教室の発表会に今年は出ることにしましました。
数日前、ホールを借りての練習があり、
久しぶりに本物ピアノの音を録音してみました。

こうしたいと思っていたところが、
まあまあ出来ていると確認できたところもあり、それは収穫でした。

一方、ちょっと違うよな、、と思いながら弾いていたところは、
録音で聴くと、結構違う感じで、自分の思い込みって良くないよな、と実感。
特に、間の取り方が、落ち着いないというか、ガチャガチャ聞こえてNGでした。
#そんなわけで、録音アップは自粛しておきます(笑)

残り時間も限られていますが、
こちらも悔いの残らないようにいきたいと思います。
 
#Blogの巡回に時間が掛かっちゃってますが、ご容赦ください。。。m(_ _)m

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コメント 5

kinkin

お疲れ様です、お仕事忙しそうですね・・・・・
行ってないですね、こう言ったリサイタル、落ち着いて聴きに行きたいものです。
by kinkin (2015-04-13 09:10) 

sonic

プロジェクトおつかれさまでした。
普段から心理学や芸術などで自分の気持ちに触れていると、こういうときには強いですよね(^^)
ベートーベンの曲って、演奏が淡々としていた方がかえって情熱的に聴こえるような気がします。

by sonic (2015-04-14 12:59) 

Azumino_Kaku

こんばんは、
気分転換のための自分なりのやり方を持っている人は仕事がうまくいかなくなっても強いですよね。さといもさんの場合は、音楽なんでしょうか。
私は身体を動かすことですかね。音楽もやりたいんですが。下手の横好きでキーボードを弾いたりすることがあります。(むかし仕事帰りにヤマハ音楽教室通ってました)
by Azumino_Kaku (2015-04-14 23:26) 

獏

お早う御座います☆
やっぱり気分転換が必要ですね^^)
獏も仕事がミョーに激しく(涙)
頭がオーバーヒートしそうです。。。。

by 獏 (2015-04-17 06:06) 

さといも野郎

>YUTAじいさん、あるまーきさん、朝蔵哲也さん、
 Falconさん、genさん、AKIさん
 nice! ありがとうございます。

>kinkinさん
 忙しいと言えばそうなんですが、、、(-_-;
 そんな時こそ、うまくリフレッシュして、モチベーションを高めたいです。

>ぷっぷくさん、くまらさん、an-kazuさん、いっぷくさん、
 yogawa隼さん、CASCO事業部さん
 nice! ありがとうございます。
 
>sonicさん
 プロジェクトの方はその後さらになんだかなぁになっています。
 ただ、いろんな状況下で、何をしないといけないんだを、
 より落ち着いて考えられるようになったのが、
 自分でも感じられたのがよかったかなと。
 淡々とした中にみなぎるパワーがとても素敵な演奏でした。(^^

>Azumino_Kakuさん
 なんでもいいから、気分転換できる方法を持っておくのは大事ですよね。
 とにかく、気持ちが折れたら負けですね。。
 梅雨が明けたら、高いところで気分転換したいと思います(^^

>ちょいのりさん、あおたけさん、ぼくあずささん、二郎三郎さん、
 ネオ・アッキーさん、suzuran6さん、kiyoさん、okin-02さん
 nice! ありがとうございます。

>獏さん
 獏さんも大変そうで、、多分私より大変な気がします。
 適度に気分転換しつつ、前向き思考でいい結果をお祈りしています!

>さらまわしさん、2kさん、DONさん、裏・市長さん
 nice! ありがとうございます。

by さといも野郎 (2015-04-18 18:41) 

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