江口玲・ショパン~その人生と知られざるショパンの仲間たち~ [ピアノ]
9/30は待ちに待った江口さんのコンサート!!
去年の11月の衝撃のコンサート(⇒これ)からほぼ1年。
この日は会社を%$※&#!して、
盤石の態勢で開演19:00、開場18:30に対し、18:10頃到着(^^
さといも野郎、さといも野郎と声をかけていただいた
コアな江口さんファンの皆さんもありがとうございます(^^)/
#そのほか、クラビノーバばらした人、とかオルゴールの人、とかいろいろ呼ばれたり(^^
待ち時間は、サイン会に備えて、新譜のCDをゲット。
浜離宮で江口さんといえば、やっぱり、
今年もピアノは「ローズウッドさん(⇒これ)」
これが当日のプログラム。
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作者不詳/ショパン編曲、江口玲復元:
ドンブロフスキのマズルカ「ポーランド未だ滅びず」
(ポーランド国歌)
ヨハン・セバスティアン・バッハ:
ポロネーズ(フランス組曲第六番より)
ポロネーズ ト短調(アンナ・マグダレーナの音楽帖より)
ウィルヘルム・フリードマン・バッハ:
ポロネーズ第三番 ニ長調
ポロネーズ第四番 ニ短調
ミハウ・クレオファス・オギニスキ
ポロネーズ「祖国への別れ」
#ダンスバージョン+オリジナルバージョン
フランツ・クサヴァー・モーツァルト:
感傷的なポロネーズ Op.17-1
フルィデルィク・フランチシェク・ショパン:
ポロネーズ
ト短調 遺作 Op. Posthumos (1817)
変ロ短調「別れ」遺作(作品番号無し、1827)
Op.40-1(軍隊、1838)
幻想ポロネーズ Op.61
~~~休憩~~~
ジョン・フィールド:
ノクターン第九番
フルィデルィク・フランチシェク・ショパン:
ノクターン Op.9-2(異稿)
ユゼフ・エルスナー:
ソナタニ長調より アンダンティーノ
カール・フィルチ:
コラール
フルィデルィク・フランチシェク・ショパン/
ローズマリー・ブラウンによるショパンの降霊自動筆記作品:
即興曲 ヘ短調
バラード 変ニ長調
フルィデルィク・フランチシェク・ショパン:
9つのマズルカ
Op.遺作 変ロ長調(1825-1826)
Op.7-3(1830-31)
Op.17-4(1830-33)
Op.30-3(1835-37)
Op.33-3(1837-38/1836-38)
Op.59-2(1845)
Op.63-2(1846)
Op.63-3(1846)
Op.68-4 (ヤン・エキエルによる復元版、1849)
アンコール
子犬のワルツ
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ショパンの曲のコンサートという、ショパンだけに焦点を当てるのではなく、
ショパンとその関係者にも光を当てることでショパンの人生をたどる旅です。
#それにしても、江口さん、よくまぁ、マイナーな曲を掘り出してくるものやら。。
曲の解説も、プログラムの文面も、江口さん自身によるものですよ!
#プログラムノートに楽譜がっ。。
一曲目は、ポーランド国歌。これでコンサートが開始。
ショパン編曲部分で現存していない部分を、江口さんが色々調査して「復元」というのがポイント。
前半は、ポロネーズが主の構成。
まずはバッハの地味な4曲。
序盤のオギニスキーのポロネーズの演奏の前の解説で、江口さんから、
「ポロネーズとはどんな踊りか、見たことがある人はいらっしゃいますか?」
との問いかけが。
ファンの集い(⇒これ)では見ましたが、
リサイタルでまさかのポロネーズダンサーズ投入(^^)/
そこには、タカギクラヴィアの社長の高木さんの姿も。あとでお聞きしたら、
「だって、江口さんから、突然踊ってねって言われて。練習も何も無しで、だよ(笑)」
これをきっかけにお客さんの緊張がほぐれ、
江口さんとローズウッドさんも俄然エンジンがかかってきたようでした。
そのオギニスキーのポロネーズと、ショパンの7歳と17歳のポロネーズの関連性。
演奏も素晴らしいのですが、良くぞその関連性に気が付いたなぁと。
プログラム前半の最後は、軍隊ポロネーズと幻想ポロネーズ。
どちらも、ホール、演奏者、ピアノの三位一体になった、色彩感、歌わせ方。。
幻想ポロネーズの出だしの、低音ばぁーんの後に、高音に向かって
徐々に弱音になっていくところで図らずも涙腺決壊 (^^;
あれこそローズウッドさんと江口さんのコンビの成せる技でしょう。
あの力強い低音と、かすれることが無い高音の弱音が出せるピアノと、
そのピアノがその音を出せることを理解していて、
ピアノを信頼してそのようにコントロールできるピアニストのコンビ。
どちらが欠けても、あの音は出せません。
時折、江口さんの「んーーっ!!」という深呼吸も聞こえてきましたが、
体勢はまったくぶれることなく、また力むこともありません。
この日も最後の余韻までお客さんかぶりつきで、ため息交じりの拍手で前半終了。
後半は装飾音符たっぷりの江口さんバージョンのノクターン。
ファンの集いのときも良かったのですが、これをローズウッドさんで聴けるさらなる幸せ。
ショパンの霊が書いたという曲も、興味深いどころではなく、驚きの美しさ。
確かに、そうかも、と思ってしまいます。
そして、最後は、9つのマズルカでショパンの人生の喜怒哀楽を。
人生色々あるよね、としんみりしながら聴いていました(^^
無くなる直前の、未完に終わった作品で、
ショパンの命の火が静かに消えるごとく、プログラムは終了。
これで終わるのはやっぱり寂しいということで、、、
アンコールは、楽しい楽しい子犬のワルツ。
本当に子犬が楽しそうに足元を走り回っているかのような軽快さ。
イメージ的にはソフトバンクのお父さん犬の子供みたいな、
和風の白いもふもふ感たっぷりの子犬っぽかったです(単に好み)。
満足感たっぷりのコンサートが終わると、当然貰っちゃうでしょ、サインv(^^
まだまだ若造たちには負けんぞ(ニヤリ)な感じのローズウッドさんしょうか(^^
次回はどんなコンサートになるのかな、非常に楽しみです。
* * * *
皆様のblogへのお邪魔、カナリ出遅れまくっててスミマセンですm(_ _)m
おー、盛り沢山のプログラム
これは充実したコンサートになりましたね
by 駅員3 (2010-10-02 08:08)
素敵なコンサート、楽しめたようですね^∇^
私も行きました。ロックですが。。。☆
by miyukimono (2010-10-02 08:37)
こういうピアノの聴かせ方もあるのですね。
ポロネーゼだったら食べたことあります(笑)。
江口さんはすばらしい芸術家ですね。
by sonic (2010-10-02 11:02)
"会社を%$※&#!して"見に行かれた甲斐がありましたね。
高尚なご趣味を持たれているさといも野郎さん、格好良いです!
それに引き換え私などは…
by schnitzer (2010-10-02 16:01)
さて、私も頑張ろう^^
さといもさんも、頑張ってね^^
by ゴーパ1号 (2010-10-02 22:55)
さといも野郎さんの独特の切り口、楽しませていただきました。
本当に江口さんの演奏は、言葉で言い表せないほどすばらしかったですね。
また、どこかの演奏会場でお会いできるのを楽しみにしています。
by すばる (2010-10-02 23:03)
おはようございます。
時には会社より大事なことが有ります。
なんて社員には言えませんがね!!
by BPノスタルジックカーショー (2010-10-03 06:48)
こんばんは。メリハリが肝心ですよね。コンサート堪能されたようでなによりでございます。
by Azumino_Kaku (2010-10-03 19:34)
>駅員3さん
今回も期待以上のすばらしさ!
行った後は本当に元気がでてきました!
>miyukimonoさん
もう、楽しめた以上ですね!!
驚きの美しさに感動です。
>キャラハンさん
nice! ありがとうございます。
>sonicさん
ポロネーゼかー、ナイスつっこみ。
私の負けです(^^
江口さんは真の芸術家と確信しております!
>an-kazuさん、komoさん
nice! ありがとうございます。
>schnitzerさん
会社をアレしていった甲斐がありました!
自分の心が前向きに充実できることがなにかあれば、
それは何であっても非常に幸せで、かっこいい事だと思います(^^
><ゴ>さん
聴くのは非常に楽しいのですが、
いざ我が身の練習となるとかなり厳しいものがありますデス(^^
>すばるさん
いやぁ、素晴らしかったですね!
また、ポロネーズダンサーズ出演お疲れさまでした。
いろんな曲の表情の豊かさ、色彩感、歌わせ方、
江口さんとローズウッドさんの名コンビのなせる技ですね!
またどこかの演奏会での遭遇も楽しみにしております!
>ryo1216さん
nice! ありがとうございます。
>ノスタルジックさん
いちおう、やることはやっている(つもり)ので、
これだけは譲れん!!って事で、堂々とGo!ですv(^^
>らっこさん
nice! ありがとうございます。
>Azumino_Kakuさん
会社での現実と、コンサートでの夢見心地、まさにメリハリです(^^
また気分を入れ替えて、仕事もがんばります。
by さといも野郎 (2010-10-03 21:42)
>うたぞーさん、CASCO Jさん、Pin-BOKEさん
nice! ありがとうございます。
by さといも野郎 (2010-10-06 22:24)
>PENGUINGさん、kara-fanさん、ぼんぼちぼちぼちさん、
yogawa55はやぶささん、schnitzerさん
nice! ありがとうございます。
by さといも野郎 (2010-10-11 08:07)
>タッチおじさんさん、ドラもんさん
nice! ありがとうございます。
by さといも野郎 (2010-10-13 22:00)