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富山へGo!2010GW・その5 [おでかけ]

#下のほう、ちょこっと追記アリ(5/23 17:15頃追記)

今回の帰省に立山・雪の大谷ともうひとつ、
どうしても見たかったある桜を見に、実家の車でGo!

立山の激混みを踏まえて、この日も気合いの5時起きです(^^

実家から車で南下します。
長いトンネルを抜けて、、

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今や世界遺産となった白川郷のさらにその先の向かった先は、岐阜県の、


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荘川桜



東洋一のロックフィルダムの御母衣ダムの湖底に沈むはずだった、2本の桜の大木です。

その伝説的な話をご存知の方も多いのではないでしょうか。

簡単に紹介しますと、、(敬称略)

当時の電源開発の初代総裁・高崎達之助がダム湖に沈む町の人たちの心の支えにと、
2つのお寺さんにあった桜の大木を移植しようと決意します。

不可能と言われた樹齢400年以上のこの桜の大木の移植に、
桜博士といわれた笹部新太郎と、
庭師・丹羽政光が人生をかけて臨み、これを見事成功させます。
故郷を去ることになってしまった地元民も見事に復活した桜を見て歓喜に湧いたそうです。

しかし、話はこれだけで終わらず、

この大移植プロジェクトを間近に見ていた、
当時ここを走っていた国鉄バス・名金線の車掌の佐藤良二は、
自分のバス路線だった名古屋から金沢まで、
桜で太平洋と日本海を結びたいと思い立ち、
なんと自らの手で、しかも自費で2000本植え、夢を叶えます!

*  *  *  *

この話、ずっと前、実家にいる頃から話には聞いていました。
が、近くにいるときほど良くありがちな、

「いつか行けばいいや」

で、結局今まで、花の時期に行かないままになっていました。

私ばかりか驚くことに、実家の両親さえ、

「これがあの有名な荘川の桜やちゃね~ぇ」

と思いながら、その前を何度も通るも、花は実際には見たことが無いと。

をい、それはマズいだろっっ(笑)

ならばというわけで、今年のGW帰省でみんなでGo!
しかし、GW直前の開花予想では、あの連発した冷え込みのせいか、
満開予想は5/8。。。現地では4/30に雪が降ったとか。。(-_-;

自宅戻りは5/5なので、めいいっぱい引っ張った5/4、
運を天にまかせてGo!!

*  *  *  *

前置きが長くなってしまいましたが、5/4の荘川桜です。
以下、単焦点&フィルムで(^^
#雪の立山では、ちっと露出を誤りましたが、今回はどーでしょうか。(^^;

以下、機材はCONTAX G1 + Biogon T* 2.8/21 + Velvia100F

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近くにお住まいの方でしょうか、携帯電話で話す声が聞こえました。


「早く見に来いって、すごいぞ、今満開だ!
去年はちょっとがっかりだったが、今年はまるで違う。本当に見事だ!」


以下、機材はNikon NewFM2 + Zeiss Planar T* 1.4/50ZF + Velvia100F

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ふるさとは 湖底(みなそこ)となりつ 移し来し
この老桜 咲けとこしへに
                                                                     高碕達之助



あの有名な荘川桜が、、、ついに目の前に。
しかも満開でみれるとは感無量でした!
しばらく見入ってしまいました。

この桜を守った関係者の方々の気持ちが少し分かった気がしました。


御母衣ダムのすぐ下流には、ダムサイドパークという御母衣電力館があり、
そこでは、荘川桜に関する特製資料をゲットできます。
(以下デジカメ画像)

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J-POWERの荘川桜のページ⇒これ
#荘川桜の物語が詳しく書いてあります。

これがまた、たくさんの美しい写真と、移植の詳細な解説の22ページ。
これは必ずゲットですよ!(しかも無料!)
#外には置いてないので、係員に声をかけてもらってくださいね。

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この後は、実家への帰り道にある世界遺産へ、、、


レッツ☆白川ゴ~!!(をいをい)

*  *  *

#以下、5/23 17:15頃追記しました

一つ前の記事で、an-kazuさんから、nice!2000番頂きました。
an-kazuさん、そして、読んで下さった皆様、ありがとうございますm(_ _)m
キリ番カード作りましたので、よろしければどうぞ! => an-kazuさん
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それと、5/5に実家出発前に見た、北日本新聞朝刊。

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立山に続き、偶然にもまた新聞社と同じ行動パターン(^^


P.S. 荘川桜関係物

プロジェクトX 挑戦者たち 第V期 桜ロード 巨木輸送作戦 [DVD]

プロジェクトX 挑戦者たち 第V期 桜ロード 巨木輸送作戦 [DVD]

  • 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
  • メディア: DVD




荘川桜の移植の話と言えばこれ。
TV放送のときにご覧になったことがある方もいらっしゃるのでは。


さくら道―太平洋と日本海を桜で結ぼう

さくら道―太平洋と日本海を桜で結ぼう

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 風媒社
  • 発売日: 1994/04
  • メディア: 単行本

佐藤良二さんの話といえばこれ。
10年くらいに本屋でたまたま見かけて、買って持ってます。
この本がなければ、今回の荘川桜ツアーは無かったといっても過言ではありません。
佐藤さんがどれくらい荘川桜に心打たれたのか、純粋な生き方が本当に感動的です。
映画やTV放送とは比べものにならない力強い文章です。


櫻守 (新潮文庫)

櫻守 (新潮文庫)

  • 作者: 水上 勉
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1976/04
  • メディア: 文庫


笹部さんがモデルとなった小説。
現在、読書中(^^



nice!(22)  コメント(9) 
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コメント 9

an-kazu

堤体の写真がないのは、フツーな人の証ですね(^^)

私なら桜よりも多くの画像を
掲載していることでしょう(*_*)☆\バキ!
by an-kazu (2010-05-23 10:57) 

駅員3

素敵な逸話に、素晴らしい老木の桜[ぴかぴか(新しい)]
露出もばっちりで写真を見ているだけでため息がでてきます[ぴかぴか(新しい)]
by 駅員3 (2010-05-23 12:01) 

ゴーパ1号

さまざまな歴史を乗り越えた桜なのですね。涙が出ちゃいますね。
by ゴーパ1号 (2010-05-23 12:15) 

キャラハン

見事な桜ですね。。。
2000nice!おめでとうございま~す♪ (^-^*)

by キャラハン (2010-05-23 18:01) 

schnitzer

2000nice!おめでとうございます。
これも見事な桜ですね。今年はあまり桜を見られませんでした。
来年はこのような桜を見てみたいです。
by schnitzer (2010-05-23 20:41) 

Azumino_Kaku

nice!2000番おめでとうございます!!
見事な桜の陰にそんなドラマがあるなんて、泣かせますね!
by Azumino_Kaku (2010-05-23 21:40) 

miyukimono

うわ~本当に大きくて見事な桜ですね^∇^
by miyukimono (2010-05-24 00:28) 

BPノスタルジックカーショー

おはようございます。

これは素晴らしい桜ですね。
そんなドラマがあるとは!!良いお話です。
by BPノスタルジックカーショー (2010-05-25 04:29) 

さといも野郎

#ちょっとお返事が遅れてすみません。
 たくさんのnice!ありがとうございます。

>nuevo8holaさん
 nice! ありがとうございます。

>an-kazuさん
 荘川桜が見れたことに感激しすぎて、
 それ以外が目に入りませんでしたっ(^^;

>駅員3さん
 さまざまな人々を惹きつけるこの桜に直接会って、
 その尊さを強く感じました。
 露出は、去年の経験で、桜はカメラの言い値を信じました(^^

><ゴ>さん
 この桜の歩んできた歴史を少しばかりながら知ったとき、
 私も目頭が熱くなりました。

>takemoviesさん、thisisajinさん、ほりけんさん
 PENGUINGさん
 nice! ありがとうございます。

>キャラハンさん
 この桜は、私がこれまで見た桜の中で、
 最も感動的で美しいものでした!

>燕っ子さん、うたぞーさん
 nice! ありがとうございます。

>schnitzerさん
 来年この荘川桜を実際に見られては。
 諸手を揚げてお勧めします!!(^^

>Azumino_Kakuさん
 この佐藤良二さんが荘川桜に感動して植えた桜は、
 いまでは「佐藤桜」と呼ばれて愛されています!

>miyukimonoさん
 見事な巨木であるだけでなく、人々を惹きつける魅力、
 これは百聞は一見にしかず、です!

>CASCO事業部 Jさん、りぼんさん、dorobouhigeさん
 nice! ありがとうございます。

>ノスタルジックさん
 この桜が生き残ったことの意義は計り知れないと思います。
 日本の発展のために住み慣れた土地を譲ってくれた人たち、
 どうしても桜を残してあげたいと決意し努力をした人たち、
 この桜に感動して、もっと人々に幸せを分けようとした人たち、
 たくさんの人たちの思いが、より一層きれいな花を咲かせるのだと思います。

>くらいふさん、yogawa55はやぶささん、eternityさん、
 さーやんさん
 nice! ありがとうございます。

by さといも野郎 (2010-05-27 23:46) 

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