SSブログ

東京シティフィル定期演奏会 with 江口玲 [ピアノ]

途中、紙工作を挟みましたが、
2/19は、、何年ぶりでしょうか、
心を清めに、オーケストラの演奏会を聴きに、
東京オペラシティに行きました。(^^
 

20160219_s.jpg
#東京シティフィルのホームページから拝借。。m(_ _)m

曲は、ブラームスの交響曲第3番と、ピアノ協奏曲第2番。
なかなか、重厚で渋い2曲です。

交響曲の方は、スウィトナー指揮の録音がとても渋くて好きです。
ピアノ協奏曲の方は、
トスカニーニ&ホロヴィッツの切れのある演奏が好きですね。
バックハウスも渋くて素敵です。
 
この日の演奏は、東京シティフィル、指揮は、あの秋山和慶さん。

で、

ピアノ協奏曲のピアノは江口玲さん!

江口さんのソロと、Vnのギル・シャハムさんとの共演の演奏会は
聴いたことがありますが、オーケストラとの共演を聴くのは初めて。
貴重な演奏会です。

気になる当日のピアノは、チケット購入するときには
特に言及はありませんでしたが、
きっと、「あれ」か、「あの」ピアノが来るのでは、
そう思い、そう願いながら、会場に乗り込みました。

そして、しれ~っとこの掲示。


DSC04435_s.jpg
 
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!


書いてないけど、書いてありますよ、
NYスタインウェイ・「CD75」ですよと。

一応、ネタ的に、写真をば、と思って、ホールに入って舞台の写真を
撮ろうとすると、すかさず係員のおねーさんから、

「あのー、写真はご遠慮ください m(_ _)m」

えー、演奏開始前もですかーというも、「ダメです」と。

いいじゃん、減るもんで無し、
浜離宮とかさくらホールはオッケーだったぜー、ぶつぶつ・・・
と思いつつ、まぁ、ホールのルールには従っておきましょう。(^^;

プログラム開始前に、ロビーで、弦楽4重奏だか5重奏での
プレコンサートがありました。

曲は、ハンガリー舞曲第5番と6番。
おお、それ、今日のピアノで江口さん演奏で2013年の6/19に、、、

ん?それは同じくここ、
東京オペラシティで聴いた曲ではありませんか!(=> これ)

その時を思い出しつつ、、、久しぶりに聴く弦楽器の生音に感動。

で、プログラムスタート。

の前に、館内放送。

「他のお客様のご迷惑になりますので、
拍手は曲が終わってからでお願いします」

うーん、それ、言う必要ありますかねぇ、、、
それとも、そういう客層なのかな。。
確かにフライングブラボーとかはちょっとアレですが(笑)

えーっと、交響曲はスキップして、、(^^;
江口さん&CD75共演のピアノ協奏曲の方はというと、

オーケストラの個々の楽器の歌いっぷりと、
ピアノをうまくブレンドする、江口さんらしい演奏でした。

バイオリンとのデュオは比較的多い(?)江口さんも、
たくさんの楽器との共演になるこの曲、
さすがに出だしは少し緊張されていたんでしょうか、
でも、たくさんの楽器の歌いっぷりを、
一つ一つ丁寧に聴いていらっしゃるのが
2階席からもよく分かりました。

オケのさまざまな楽器と一緒に歌いつつ、
ピアノの特徴を十分に引き出しながら、
作曲者の意図を想像しながら、演奏されている感じでした。

ピアノが歌い、そこに別の楽器が入ってきて一緒に歌う。
そして、すっーっと、ピアノが消えて、オケが歌い出し、
そして今度はまたピアノが自然に入ってくる。
もちろん、ここぞという時にはビシッと来ました(^^)/

あのピアノと、江口さんの技巧をもってすれば、
ピアノでオーケストラを圧倒してしまうようなことも
十分可能だったかもしれません。

でも、そういうのではなく、
作曲者視点で曲全体をイメージし、
いろいろな楽器の歌いっぷりを受け止めて、
曲全体を美しく仕上げるためには、
自分はどこでどう貢献しないといけないか、
あくまでも全体最適化のために、
しっかり表現していく姿だったと思います。

それが、聴き終わった後の幸福感につながっているのかな、と感じました。
毎回、明日の活力を頂いたような爽やかな気持ちになれます。

 *  *  *  *
 
聴きながら、理想の社会の縮図というか、、、
そういう組織で仕事ができるとどんなに幸せだろう、
と思ってました。

私はそんなに一人で何でも出来ちゃう技量はないですし、
やはり、組織の中での仕事の毎日です。

でも、なるべく前向きな気持ちを持ち、
最終目標に向かって、全体最適化のために、
自分は何をすべきか、、
この一年は、自分でいうのもアレですが、
会社人生で最高の結果を出せたかもしれません。

でも、それは世の中的にみると、
まだまだ大したことないでしょう。
もっと勉強して、次はもっと上を狙わねば。。

 *  *  *  *
 
つい、脱線しましたが、、、(^^;
拍手は演奏が終わっても照明が灯されるまで、
何分くらいだったかな、途切れることなくずっと続きました。
 
*  *  *  *
 
気持ち的には、この日の演奏はCD化か、
SA-CDなどのハイレゾ化してほしいところではありますが、、、、
 
私の大好きな、オトマール・スウィトナーさんのブラームスの交響曲第3番。
 
ブラームス&ドヴォルザーク:交響曲全集(8枚組)

ブラームス&ドヴォルザーク:交響曲全集(8枚組)

  • アーティスト: ブラームス,ドヴォルザーク,オトマール・スイトナー,シュターツカペレ・ベルリン
  • 出版社/メーカー: Berlin Classics
  • 発売日: 2007/01/01
  • メディア: CD



そして、トスカニーニ&ホロヴィッツの切れのあるブラームスのピアノ協奏曲第2番!
 交響曲第3番も入ってます。
 
ブラームス:1ピアノ協奏曲第2番 2交響曲第3番

ブラームス:1ピアノ協奏曲第2番 2交響曲第3番

  • アーティスト: ブラームス,アルトゥーロ・トスカニーニ,NBC交響楽団,ウラディミール・ホロヴィッツ(P)
  • 出版社/メーカー: Music & Arts
  • 発売日: 2001/01/23
  • メディア: CD
有名な、バックハウスの演奏。
 
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番、モーツァルト:第27番

ブラームス:ピアノ協奏曲第2番、モーツァルト:第27番

  • アーティスト: バックハウス(ヴィルヘルム),ブラームス,モーツァルト,ベーム(カール),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ブラベック(エマヌエル)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2009/10/21
  • メディア: CD



nice!(34)  コメント(4) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 34

コメント 4

Azumino_Kaku

こんばんは、
達成感のある仕事を仕上げて、最高の演奏にどっぷり浸かる・・。最高ではないでしょうか!
ご自身のことをきちんと客観視するというのか、俯瞰されていて素晴らしいと思います。
なかなか出来ないですよ。(私などお恥ずかしいですが、客観視できずにうぬぼれております・・この仕事は俺しかできない!なんてネ(^^ゞ
私もたまには良い音楽、生の演奏を聴きに行く機会を作らねばと思います。落ち着いたらぜひそうします!
by Azumino_Kaku (2016-02-28 21:42) 

さといも野郎

>Azumino_Kakuさん
 色々ありましたが、でも、いい面は素直に評価し、
 足りなかった面にはしっかり向き合って次への改善、、、
 それがなかなか私の組織では難しかったりしますが(^^;
 たまにはリフレッシュされて、
 でも、それによって、新たな発見があって、
 それが、また新たな前向きな一歩になるかもしれませんね!

>みりーさん、2kさん、kinkinさん、あるまーきさん、genさん、
 コミックンさん、mentaikoさん、宝生富貴さん、モグラたたきさん、
 shingekiさん、dougakunenさん、nandenkandenさん、mangaharaさん、
 くまらさん、siroyagi2さん、Falconさん、RodorigesEXさん、
 いっぷくさん、ぼくあずささん、s-penginさん、えーちゃんさん、
 まこさん、獏さん、ちょいのりさん、美美さん

by さといも野郎 (2016-03-01 22:17) 

えーちゃん

今夜のオフ会ヨロシクです。
by えーちゃん (2016-03-03 12:31) 

まこ

こんにちは~
今夜は宜しくお願い致しますm( __ __ )m
ふふ♬機関車拝見出来るのかしらん?
by まこ (2016-03-03 14:55) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。