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再びあのコンビに [ピアノ]

※最近にしてはスーパー珍しい3日連続の記事アップです(^^;

間に桜のドライフラワーを挟んじゃいましたが、

弾丸富山ツアーに続き、3/7は、昨年11月に衝撃を受けた(⇒これ)、
江口玲さん×ローズウッドさん(1887年製、スタインウェイ)に会いに、
ついに、ローズウッドさんの住処のタカギクラヴィアさん(⇒ここ)に出撃。

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さすがに富山から直行した人はほかにはいまい(笑)
#一瞬荷物を置きに自宅に帰りましたが。。

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曲目は、先日の白寿ホールのコンサート(⇒これ)と結構同じではあるものの、



江口さんの演奏を至近距離で見られる!
ピアノがローズウッドさん!


というのが曲目のかぶりを考慮しても価値があります。

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場所の響き的には、さすがに浜離宮ホールとかよりは劣りますが、
逆にピアノの生音が直接的に感じることが出来ます。

DSC00893_s.jpg

やはりこのピアノは豊かな低音と、
良く響くオルゴールのような高音の弱音の美しさが、、、

私の貧弱な表現能力では伝えるのが無理です(-_-;

CDを聴くだけでも、
このコンビの歌いっぷりの飛びぬけた美しさが伝わりますが、
正直、生演奏はそんなもんじゃないです。

コンサートは、タカギクラヴィアさんの小さなサロンに50名ぎっしり(笑)
曲解説つきのリラックスしたコンサート。
お客さんもみんな、ピアノの余韻の最後までしっかり楽しむところがまたいいです。
ちなみに、飲み物はコーヒーとかです、念のため(^^;

DSC09247_s.jpg

中休みに、ローズウッドさんに超接近(笑)
#社長さんに一声かけて写真撮らせてもらいました。

DSC00892_s.jpg

色といい、木目といい、非常に美しいピアノです。

骨董品とか、単なるデザイン優先のピアノじゃないです。
現役バリバリの、しかもほかのピアノを寄せ付けない美しい音色の楽器です!


そして、ありました、「Franz Mohr / June 19 02 / CH NewYork」

DSC00891_s2.JPG

ホロヴィッツの専属調律師だった、
スタインウェイの最高調律師フランツ・モア氏(⇒この人)のサインです。
CH NewYorkは、ニューヨークのカーネギーホールのこと。
フランツ・モア氏のフルリビルドと、江口玲さんの演奏で、
このピアノはカーネギーホール復活を果たした証がそのサインです。

まさにそのときのCDがこれ。

巨匠たちの伝説

巨匠たちの伝説

  • アーティスト: 江口玲,ラフマニノフ,なし
  • 出版社/メーカー: NYS-80619
  • 発売日: 2003/06/19
  • メディア: CD






ほかには、このコンビのCDはこれらがあります。

LIVE ! ソナタ集

LIVE ! ソナタ集

  • アーティスト: 江口 玲
  • 出版社/メーカー: NYS-CLASSICS
  • 発売日: 2009/07/01
  • メディア: CD
    LIVE ! 小品集

    LIVE ! 小品集

    • アーティスト: 江口 玲
    • 出版社/メーカー: NYS-CLASSICS
    • 発売日: 2009/07/01
    • メディア: CD
Dear America,II

Dear America,II

  • アーティスト: 江口玲,ガーシュイン,ベシューン,スミス,ルート,ホルツマン,ジョプリン,ラム,コールリッジ=テーラー,ゴットシャルク,ホロヴィッツ
  • 出版社/メーカー: インディーズ レーベル
  • 発売日: 2009/11/16
  • メディア: CD
どの曲も演奏会ではなかなか演奏されないばかり曲ですが、
本当に美しく、楽しい演奏です。

よくまぁ、このような曲たちを探してきて、深く掘り下げて。。。
そして、ローズウッドさんと一緒に歌うのが本当に見事です!
※ちなみに、4枚とも、レコ芸特選です。

当日のテキストに、タカギクラヴィアの社長さんの熱いコメントがありました。

DSC09245_s.jpg

演奏後、江口さんは、このピアノが「非常に難しい楽器」と話されていました。
本質を理解してこその言葉かなと思いました。

私も、家のクラビノーバを弾いて、ちょっと上手くなったかな?
と思って、ピアノ教室へ行くと本物ピアノに打ち返されることが、普通によくあります。
レベルは大きく違いますがっっ、、(^^;

弘法筆を選ばず、といいますが、
弘法はいい筆を選ぶし、いい筆は弘法を選ぶんですね。

それにしても、このピアノは、よき理解者や演奏家に囲まれて幸せだなぁ♪

*  *  *  *

新書159 スタンウェイ戦争[第二版]誰が日本のピアノ音楽をだめにしたのか (新書y (159))

新書159 スタンウェイ戦争[第二版]誰が日本のピアノ音楽をだめにしたのか (新書y (159))

  • 作者: 高木 裕
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2006/11/29
  • メディア: 単行本
  • ピアノの巨匠たちとともに

    ピアノの巨匠たちとともに

    • 作者: フランツ モア; イーディス シェイファー
    • 出版社/メーカー: 音楽之友社
    • 発売日: 2002/04/01
    • メディア: 単行本

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コメント 9

BPノスタルジックカーショー

おはようございます。

名器との出会い・・・・
何時かは?
ですね!!
by BPノスタルジックカーショー (2010-03-15 05:35) 

ゴーパ1号

作曲科を出ていらっしゃるのですね。
楽曲の理解も相当深くていらっしゃるのでしょうね。
by ゴーパ1号 (2010-03-15 09:03) 

CASCO事業部 J

ピアノ弾きなら憧れの名器ですね。
弾いてみたタッチも最高なんでしょうね・・・
うちのグランドピアノもそんな色していましたが、さすがにローズウッドでは無いと思います(笑)
by CASCO事業部 J (2010-03-15 11:25) 

駅員3

とても豊かな一時を過ごされましたね[わーい(嬉しい顔)][ひらめき]
by 駅員3 (2010-03-15 20:41) 

さといも野郎

>ノスタルジックさん
 いつかは出会いたいですね~(^^
 それまでには、弘法になってないといけないですね、がんばります!

><ゴ>さん
 そうなんですよ、曲の理解、解釈、アプローチがほかのピアニストとは違うと思います。
 かつて、巨匠、とは、単にピアノが上手い人ではなく、
 曲も作れて演奏もすばらしい人の真の音楽家をさしていたそうですが、
 まさにそういう人だと思います。
 <ゴ>さんも曲作られますよねー(^^

> CASCO事業部 Jさん
 いいですね~、美しいクランドピアノをお持ちですかっ。。
 ウチは、マホガニー調のクラビノーバです(^^;
 さすがに、さわらせてください、までは言えませんでした。。次回挑戦します(^^

>駅員3さん
 これは、極上の時間でした!v(^^

>燕っ子さん
 nice!ありがとうございます。

by さといも野郎 (2010-03-17 19:58) 

さといも野郎

>shinさん
 nice!ありがとうございます。

>schnitzerさん
 大変ごめんなさい!!頂いたコメントを間違って消去してしまいました。。。
 こじんまりとした、アットホームなすばらしいサロンコンサートでした。

>yuki999さん、 みやたんさん
 nice!ありがとうございます。

by さといも野郎 (2010-03-18 08:19) 

schnitzer

お気遣いなく!
私も頂いたコメントを誤って消してしまったことが何度かあります。
また、コメントをさせていただきます!
by schnitzer (2010-03-18 23:50) 

さといも野郎

>schnitzerさん
 大変失礼しましたm(_ _)m
 またよろしくお願いいたします(^^
by さといも野郎 (2010-03-19 23:39) 

さといも野郎

>sonicさん、父ちゃんさん、キャラハンさん
 nice!ありがとうございます。

by さといも野郎 (2010-03-22 19:10) 

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