槍穂縦走2013 その3 [おでかけ]
前日の午後から雨が降り出し、夜中は時折豪雨っぽい雨音。
天気予報では、回復するはず、と起床した翌日ですが。。。
予定は、大キレット経由槍ヶ岳ですが・・・・
天気予報では、回復するはず、と起床した翌日ですが。。。
予定は、大キレット経由槍ヶ岳ですが・・・・
で、これを何と読む?!
オチがわかっているに、
またこれを出したいだけかよ。。┐(´д`)┌ヤレヤレ
またこれを出したいだけかよ。。┐(´д`)┌ヤレヤレ
* * * *
5:30頃に朝食。相変わらずの雨音。やはり辺り一面真っ白。
その天候で、大キレット経由の槍ヶ岳は、もう、ありえません。
そうでなくても、実は、その前の日の夕方から、高山病で頭痛がして、
朝起きても、いまいちスカッとせず、歯磨きすると吐きそうになるし、
実は、天気関係なくNGでした。
#後から思えば、1620mの横尾ではなく、
2350mの涸沢に泊まって体を慣らし、北穂に登るべきだったと思います。
思えば、昨年の立山縦走の時も頭痛がして辛かったです
(その時は、平野から、いきなり3000mなので、なお高低差が大きい。。)
そうなると、来た道を引き返して、早く高度を下げるしかないのですが、
雨の勢いを見ると、来た道を知っているだけに、それも躊躇する状況でした。
結局、その後、雨が多少弱まる8時ごろまで待って、小屋を出ました。
出る際に、小屋の人に、
「天候もこれですし、そうでなくても、実は高山病で頭が痛いので、
今回は、大キレット行かずに涸沢に戻ります。また今度来ます。」
と話したところ、
「今、大キレットに行くのは、死にに行くようなものです。
山はずっとあります。ぜひまた来てください。」
と、にっこり送り出してくれました。
なんというか、予定通り行けなかった残念な気持ちは全くなく、
判断を認められて、むしろ、すがすがしいくらいの気持ちでした。
以前、数々の世界の名峰を登った友人から
「山に行って絶対やってはいけないのは、
せっかく苦労してここまで来たんから、
もうちょっとだけ、と欲を出すことだ。」
と強くくぎを刺されていたのとオーバーラップしました。
名前は知りませんが、北穂高山頂から少し下った、
それほど遠くない地点の、鋭い岩。
その天候で、大キレット経由の槍ヶ岳は、もう、ありえません。
そうでなくても、実は、その前の日の夕方から、高山病で頭痛がして、
朝起きても、いまいちスカッとせず、歯磨きすると吐きそうになるし、
実は、天気関係なくNGでした。
#後から思えば、1620mの横尾ではなく、
2350mの涸沢に泊まって体を慣らし、北穂に登るべきだったと思います。
思えば、昨年の立山縦走の時も頭痛がして辛かったです
(その時は、平野から、いきなり3000mなので、なお高低差が大きい。。)
そうなると、来た道を引き返して、早く高度を下げるしかないのですが、
雨の勢いを見ると、来た道を知っているだけに、それも躊躇する状況でした。
結局、その後、雨が多少弱まる8時ごろまで待って、小屋を出ました。
出る際に、小屋の人に、
「天候もこれですし、そうでなくても、実は高山病で頭が痛いので、
今回は、大キレット行かずに涸沢に戻ります。また今度来ます。」
と話したところ、
「今、大キレットに行くのは、死にに行くようなものです。
山はずっとあります。ぜひまた来てください。」
と、にっこり送り出してくれました。
なんというか、予定通り行けなかった残念な気持ちは全くなく、
判断を認められて、むしろ、すがすがしいくらいの気持ちでした。
以前、数々の世界の名峰を登った友人から
「山に行って絶対やってはいけないのは、
せっかく苦労してここまで来たんから、
もうちょっとだけ、と欲を出すことだ。」
と強くくぎを刺されていたのとオーバーラップしました。
名前は知りませんが、北穂高山頂から少し下った、
それほど遠くない地点の、鋭い岩。
おそらく3000mを切ったのではないかと思われる地点から、
高山病による頭痛は解消。
あとはひたすら、来た道を注意深く涸沢まで戻ることになりました。
#ので、ろくすっぽ写真なし。。。
明け方まで降り続いた豪雨のため、登山道だったところは多くの箇所で、
川となっていました。
結局、コースタイム上は2時間の下りを、2時間40分くらいかけて、
10:40頃、涸沢小屋に到着。
雨はいまだ止まず、でした。
ここで、ほっと一安心、ということもあってか、
もうお腹が空き(燃費悪っ!)、北穂高小屋で準備してもらったお弁当に、
高山病による頭痛は解消。
あとはひたすら、来た道を注意深く涸沢まで戻ることになりました。
#ので、ろくすっぽ写真なし。。。
明け方まで降り続いた豪雨のため、登山道だったところは多くの箇所で、
川となっていました。
結局、コースタイム上は2時間の下りを、2時間40分くらいかけて、
10:40頃、涸沢小屋に到着。
雨はいまだ止まず、でした。
ここで、ほっと一安心、ということもあってか、
もうお腹が空き(燃費悪っ!)、北穂高小屋で準備してもらったお弁当に、
ここ涸沢小屋のモツ煮を追加し、お昼ご飯に。
美味い(^^
そのまま、涸沢小屋に泊まることにしました。
そのまま、涸沢小屋に泊まることにしました。
雨の日の山小屋は、いろんな人との会話が楽しいものです。
天候が悪いので、皆それ以上どうしようもないですし。
私が北穂高から退却したように、逆ルートで、槍ヶ岳から北穂高に抜けようとし
たが、無理だということで、槍ヶ岳から退却してきたオッサン2人組、
私の1日遅れで北穂高に登ろうとしたものの、この日の朝のあの雨をみて断念し、
天候が悪いので、皆それ以上どうしようもないですし。
私が北穂高から退却したように、逆ルートで、槍ヶ岳から北穂高に抜けようとし
たが、無理だということで、槍ヶ岳から退却してきたオッサン2人組、
私の1日遅れで北穂高に登ろうとしたものの、この日の朝のあの雨をみて断念し、
この日涸沢で、昼間っから、おやつ広げて酒盛りの女子3人組、
雨の中、上高地からずぶ濡れになりながら気合で上がってきた、
雨の中、上高地からずぶ濡れになりながら気合で上がってきた、
かなり先輩の山ガール3人組、
おなじく、一気に奥穂高に登ろうとテント担いできたけど、雨で躊躇している間に、
おなじく、一気に奥穂高に登ろうとテント担いできたけど、雨で躊躇している間に、
すっかりくつろぎモードになったオッチャン1人など。。。。
皆が当然面識ないのに、いきなり弾む会話。
皆が当然面識ないのに、いきなり弾む会話。
なぜ今ここにいるのか、いろんな人生、山情報、飲み会トークなど、
悪天候がもたらした、性別&世代差関係なしの楽しいひと時に感謝!!
#オッサン2人組の飲みペースに驚愕。
生ジョッキ、ワインボトル4本、缶ビール、缶酎ハイなど・・・
で、「宿代より酒代が高くて困るよ~(爆)」と。。ヮ(゚д゚)ォ!
そうはいっても、山小屋の夜は早く、晩御飯食べて、また談話室でグダグダやって(笑)
21:30には消灯となりました(^^;
なお、雨の方は、夕方くらいには上がりました。
なお、雨の方は、夕方くらいには上がりました。
北穂高小屋の感想:
・日本一高い位置にある山小屋(らしい)
・料理がおいしい。
上が前の日の晩御飯、下が朝御飯。ほか、コーヒー、生ビールもあり。
・日本一高い位置にある山小屋(らしい)
・料理がおいしい。
上が前の日の晩御飯、下が朝御飯。ほか、コーヒー、生ビールもあり。
食堂兼談話室には、クラシックが流れて、いい雰囲気。
・乾燥室が強力で濡れたものがよく乾く。
・電話は、docomoが通じる。
小屋のdocomo携帯を借りることもできる(長電話しない前提で1回100円)
・トイレは離れ(乾燥室と同じ別棟)
・テラスから絶景(今回は見れずじまいでしたが・・・)
・小屋が、昭和の風情全開。
・乾燥室が強力で濡れたものがよく乾く。
・電話は、docomoが通じる。
小屋のdocomo携帯を借りることもできる(長電話しない前提で1回100円)
・トイレは離れ(乾燥室と同じ別棟)
・テラスから絶景(今回は見れずじまいでしたが・・・)
・小屋が、昭和の風情全開。
涸沢小屋の感想:
・テラス&客室から見える涸沢の絶景。
17:00すぎ。真ん中の頂上3つのギザギザは前穂高。
・ここも料理がおいしい。
・電話は、衛星通信の公衆電話(100円玉のみ)。
200円で33秒(東京にかけた場合)。
200円で33秒(東京にかけた場合)。
ただし、電波がしょっちゅう切れる。
携帯は、横尾と同じく谷間のため、電波が届かずNG。
携帯は、横尾と同じく谷間のため、電波が届かずNG。
・乾燥室のパワーが弱く、実はあまり乾かない。。。
→ 談話室のストーブで乾かすが吉
翌日は、もう自宅戻りの日。
つづく。。
→ 談話室のストーブで乾かすが吉
翌日は、もう自宅戻りの日。
つづく。。
『山はずっとあります^^』って言葉になんかいいなあ~って思ってしまいました!
by ちょいのり (2013-09-19 02:25)
お疲れ様です☆
ムリしないのが鉄則なんですね。。。
でも山小屋は楽しい時間なんですね~☆
by 獏 (2013-09-19 06:25)
山小屋での交流は楽しいものですよね。
以前山小屋行をしていた時には、夜食に鍋を作ってみなさんにふるまったりしたものです。
by 駅員3 (2013-09-19 07:06)
私も「山はずっとある」が、じーんと来ました^^
by ゴーパ1号 (2013-09-19 08:31)
お若いから、来年も、再来年も、その先も
ずっと行けますよ
by koh925 (2013-09-19 17:42)
この辺りでも一番近い国の方々が無理しちゃったりするんでしょうかね。
しかし、天候が相手ではなんともなりませんね。
by suzuran6 (2013-09-20 18:57)
>ちょいのりさん
結構重量感のある一言でした。
いろんな意味で本質をとらえていると思います。
>裏・市長さん、世界のアイドルさん、やってみよう♪さん
nice! ありがとうございます。
>獏さん
実はこれまで山小屋でほかの人とあまり話したことが無かったのですが、
どうにも外に出ていく気がしない雨のおかげで、逆に楽しめました!(^^
>駅員3さん
いいですね~山で、鍋料理!(^^
今回は、おでん、モツ煮などが人気でした。
>genさん、朝蔵哲也さん
nice! ありがとうございます。
><ゴ>さん
私も友人の言葉とともに好きなんです、この言葉は。
山に来ると、自分の存在が自然の中ではいかに小さいかを感じます。
無茶な行動を自然は許してはくれません。
生きていることに感謝です。
>kinkinさん、sonicさん
nice! ありがとうございます。
>koh925さん
今回は、ある意味雨のおかげという気もしています。
もし天気が雨が降らない程度に良かったら、
大キレット経由で槍ヶ岳に行く気持ちも出たかもしれません。
でも、高山病が治らないままそれはどうかなと。。。
「今回はここまで。この先は次回のお楽しみ。」
という山の声だったのかもしれません。
>ぼんぼちぼちぼちさん、ニッキーさん、翡翠さん、いっぷくさん
nice! ありがとうございます。
>銀狼さん
5000nice!目ありがとうございます。
#表のniceカウントが、なぜか5000で止まっちゃってますがっっ(^^;
>suzuran6さん
この辺りではどうかは良く知りませんでしたが、
登山道に、日本語、英語だけで十分なのに、、っていう箇所もありました。
先日の遭難と、あちらでの報道内容を見るにつけ、
ああいう人たちは、そもそも来る資格はないと思います。
急変する天候に備え、しっかりとした雨具を装備するのは当然として、
さらに、自分の行きたい気持ちを抑えて、
客観的に、安全に判断することが非常に大事だと思います。
勇気がいりますね。
>まいぶるりかさん、おおたけさん
nice! ありがとうございます。
by さといも野郎 (2013-09-21 09:57)
そこに山があるから・・・など、
簡潔なれど、心に響くコトバが多いですね!(^^)!
by an-kazu (2013-09-22 09:47)
>うたぞーさん
nice! ありがとうございます。
>an-kazuさん
それだけで通じる、というのは、
やはり山の偉大さ、尊さ故でしょうか。(^^
>あるまーきさん、YUTAじいさん
nice! ありがとうございます。
by さといも野郎 (2013-09-23 09:58)
>Azumino_Kakuさん、タッチおじさんさん
nice! ありがとうございます。
by さといも野郎 (2013-09-26 08:14)
>sachiさん
nice! ありがとうございます。
by さといも野郎 (2013-09-29 14:13)
>空のRayさん、ドラもんさん
nice! ありがとうございます。
by さといも野郎 (2014-01-06 21:42)