リプロデューシングピアノを聴く①~民音音楽博物館~ [ピアノ]
今回は、リプロデューシングピアノが実際に聴ける場所のご紹介(その1)。
その前に、ちょっとだけ補足を。
リプロデューシングピアノの方式の種類は、大きく3種類あります。
比較的数が多いのが、Duo-Artという方式です。ホロヴィッツとかはこれ。
次に少ないのがWelteという方式。最初に作られた方式で、古い人の録音が多いですね。
大体同じくらい少ないのがAmpicoという方式。ラフマニノフはこれ。
といった具合に、ピアニストによって録音した方式が異なります。
ですんで、この人のピアノロールが聴きたいなぁ、と思ったら、
ロールの有り無しもさることながら、方式も重要です。
少なくとも両者が揃わないと、聴けません。
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①民音音楽博物館
http://museum.min-on.or.jp/top.html
日本で一番ピアノロールを持っている博物館(らしい)。
ここには、ウェルテのピアノが2台あります。
私が行った時にはBUSH&LANEというピアノで
パッハマン演奏のリゴレット・パラフレーズを聴きました。
ウェルテ方式があるという意味では貴重なんですが、
ピアノの音がちょっとギターみたいな、びよ~んというな音が混じっててイマイチ。
もしかしたらそういうピアノなのかもしれませんが、個人的な好みからすると、チョット・・・。
それ以外にはピアノフォルテ等、古典ピアノが何台もあって、
実演時には小曲で大体一通り音が聴けます。
写真でしかみたことが無い古典ピアノの音が生で聴けるのはカナリ貴重ですね。
結構今のピアノと音が違っていて興味深いと思います。
しかも、ありがたい事に入場無料ですv(^^)v。
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THE MIN-ON CONCERT ASSOCIATION, INC MC-1003
19世紀後半の名ピアニストたち 1
この博物館のCD。3種類あるうちの1枚目。
ブゾーニの「ラ・カンパネラ」、パデレフスキーの「魔王」などが入っています。
ブックレットの写真のピアノが、ブッシュ&レーンのWelte。
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